俺様上司に、跪いて愛を乞え
水族館から、道なりにあった海辺のレストランに入った。
海側のテラス席に着くと、
海風に弄ばれる髪から覗くクールな眼差しに、食事を運ぶ薄く形のいい唇が艶っぽく、美形な、
新藤部長の姿は、嫌でも周りの視線を集めた。
「カッコいい…あの人」
「すごい、イケてるんだけど…」
「イイ男だよね…ホントに」
入ってくる周囲の声に、なんだかふつふつと嫉妬心がわき上がる。
「もう、帰りたいです…」
言うと、
「うん…? もういいのか?」
と、不思議そうに訊かれた。
だって、みんなが見てるから…とも、言えなくて、「帰りたいです…もう」と、ただ同じようにくり返した。
海側のテラス席に着くと、
海風に弄ばれる髪から覗くクールな眼差しに、食事を運ぶ薄く形のいい唇が艶っぽく、美形な、
新藤部長の姿は、嫌でも周りの視線を集めた。
「カッコいい…あの人」
「すごい、イケてるんだけど…」
「イイ男だよね…ホントに」
入ってくる周囲の声に、なんだかふつふつと嫉妬心がわき上がる。
「もう、帰りたいです…」
言うと、
「うん…? もういいのか?」
と、不思議そうに訊かれた。
だって、みんなが見てるから…とも、言えなくて、「帰りたいです…もう」と、ただ同じようにくり返した。