俺様上司に、跪いて愛を乞え
「……どうしたんだよ、おまえ……」

部長が額に手を触れて、「…熱が、また出たのか」と、手を離す。

「こんなに、熱くなって……昨日よりひどくなってるじゃないか…」

濡らしたタオルで、額を拭いてくれながら、

「おい、大丈夫なのか? 病院に、行った方がいいんじゃないのか?」

話しかける部長に手を伸ばして、スーツの襟をつかんだ。

「……大丈…夫です……だから…病院じゃなく、て……ここに、いて……」

襟をつかんだ手を取って、

「……こんなに熱が高いんじゃ、病院に行かないとダメだろうが……」

と、言い聞かされる。
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