俺様上司に、跪いて愛を乞え
そう、営業部のトップーー新藤営業部長は、そのクールな見た目に、冷徹非道なまでの俺様っぷりで、辞めさせた社員も数知れないとも言われていた。
「……けどさぁーまゆ。ホントにあんな冷血漢なんかが、好きなの?」
呆れたように見る恵利に、「うん…」とうなづく。
「…だって、初めて見た時から、かっこいいなって…」
口の中でボソボソ言う。
「確かに見てくれは、いいけどさぁ~」
と、恵利が部長の顔を見やる。
新藤部長は、切れ上がった冷ややかな眼差しに、薄く引き結んだ唇とシャープな顎のラインが手伝って、まさに美形というにふさわしい容姿だった。
「かっこはいいんだけどさー……あれじゃあ、性格サイアクだし…」
と、恵利がため息を吐いて、私に向き直る。
「まゆは、あんなのが、どうしていいわけ?」
「……けどさぁーまゆ。ホントにあんな冷血漢なんかが、好きなの?」
呆れたように見る恵利に、「うん…」とうなづく。
「…だって、初めて見た時から、かっこいいなって…」
口の中でボソボソ言う。
「確かに見てくれは、いいけどさぁ~」
と、恵利が部長の顔を見やる。
新藤部長は、切れ上がった冷ややかな眼差しに、薄く引き結んだ唇とシャープな顎のラインが手伝って、まさに美形というにふさわしい容姿だった。
「かっこはいいんだけどさー……あれじゃあ、性格サイアクだし…」
と、恵利がため息を吐いて、私に向き直る。
「まゆは、あんなのが、どうしていいわけ?」