俺様上司に、跪いて愛を乞え
靴を脱ぎ部屋へ行くと、部長はスーツの上だけを脱いでリビングのソファーにもたれかかっていて、
「そこのドアの奥だ」
と、顎の先で差し示した。
それっきり、部長は顔も上げず、私はシャワーを浴びるしかなかった。
こぼれる涙とともに、シャワーをかぶった。
(どうして、あんな人が好きなんだろう)と、思った。悲しくて、やるせなくて、流れる涙はすぐには止まってくれなかった。
「そこのドアの奥だ」
と、顎の先で差し示した。
それっきり、部長は顔も上げず、私はシャワーを浴びるしかなかった。
こぼれる涙とともに、シャワーをかぶった。
(どうして、あんな人が好きなんだろう)と、思った。悲しくて、やるせなくて、流れる涙はすぐには止まってくれなかった。