俺様上司に、跪いて愛を乞え
「俺を、名前で呼んでみろよ…」
「名前……圭吾…」
「そうだ、まゆ…」
「……圭吾…」
「…まゆ…こっち、向けよ…」
膝をついた姿に、立ったまま腕を伸ばされ、
顔を上向けられての、唇を食(は)むようなキス……
俺様上司の内側は、外側と同じくらいに燃えるように激しくて、
想いが叶ったところで、まだ入り口にたどり着いただけな気がした……
恵利ーーこの恋愛、前途多難かも……
そう、俺様すぎる上司と、奥手すぎな女子との2人の間に、恋はようやく始まったばかり……