俺様上司に、跪いて愛を乞え
「……どうせまた、俺が忙しいのは、自分のせいだとか、思ってたんだろうが…」

「え…」

「おまえの浅い考えくらい、わかるんだよ…」

部長が、言葉とは裏腹に肩をグッと抱き寄せて、私の頭を自分の肩にもたせかける。

「……俺が忙しく仕事をしてるのは、俺の容量の範囲だよ。だからおまえは、自分の仕事をしていればいい…」

言葉を切って、

「おまえが仕事でやり切れない面は、俺が上司として補ってやる。ただ、おまえが仕事で足りないところは、俺が叱り飛ばしてでも伸ばしてやるから…」

肩にもたせかけた私の頭を撫でて、

「だから、つまらない心配はするな…」

と、言った。
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