ピアスの秘密
「書こうか?」と領が言った。
「うん。」と言って置いてある紙とペンを渡した。
領はすぐに願い事を書き始めた。
それぞれ書き終えて、2人で石の表側に回り、領は一番下に貼り付け、目を閉じて手を合わせた。
その間に、別の所にちひろも貼り付けた。
何を書いたのか気になったけど、見えなかったし、ちひろも聞かれていないから聞きくのはやめることにした。
領は
「なんか楽しいね。来てよかった。」って言ってくれた。
そしてベンチに座り、明日のコンサートの内容を話してくれた。
本当に楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
「今夜は何処に泊まるの?」
「京都駅のホテル。遠回りにならなかったら、一緒にタクシーで駅までいきませんか?」
「うん。」まだもう少し一緒にいられる。
大通りに出てタクシーを止め、まずちひろが先に乗り込んだ。
そのあと領が乗ってきた時に、シートの上に置いてたちひろの左手に領の右手が重なった。
ちひろは偶然と思ったが、上の手はそのままだった。
領は偶然触れたけれど、離せなかった。
車が走り出し、その時下にあるちひろの手が動いた。
領は払いのけられると思った。
「うん。」と言って置いてある紙とペンを渡した。
領はすぐに願い事を書き始めた。
それぞれ書き終えて、2人で石の表側に回り、領は一番下に貼り付け、目を閉じて手を合わせた。
その間に、別の所にちひろも貼り付けた。
何を書いたのか気になったけど、見えなかったし、ちひろも聞かれていないから聞きくのはやめることにした。
領は
「なんか楽しいね。来てよかった。」って言ってくれた。
そしてベンチに座り、明日のコンサートの内容を話してくれた。
本当に楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
「今夜は何処に泊まるの?」
「京都駅のホテル。遠回りにならなかったら、一緒にタクシーで駅までいきませんか?」
「うん。」まだもう少し一緒にいられる。
大通りに出てタクシーを止め、まずちひろが先に乗り込んだ。
そのあと領が乗ってきた時に、シートの上に置いてたちひろの左手に領の右手が重なった。
ちひろは偶然と思ったが、上の手はそのままだった。
領は偶然触れたけれど、離せなかった。
車が走り出し、その時下にあるちひろの手が動いた。
領は払いのけられると思った。