ピアスの秘密
9
《今電車に乗ったので、3時40分頃に着きます》
《ホテルに着いたら、ロビーから電話ください》
《はいっ!》
あれもこれもと思っていたら、荷物がたくさんになっていた。
電車の座席に座り、目を閉じで今からの出来事を妄想してみた。
領が客室のドアを開ける、部屋に入る、どこへ座り、何を話す、またあのきれいな手に触れたい…
それ以上のことが起ったらどうしよう…
それはあり?なし?
ドキドキしてたら、すぐに京都に着いた。
ホテルのフロントの前を通り、領に電話をしたら、すぐに行くからその場で待つように言われた。
エレベーターのドアが開き、見ると領が中から手招きしていた。
「遅くなってごめんなさい。わざわざ迎えに来てくれてありがとう。」
「お久しぶりです。すごい荷物ですね?」
「領くんはあまり出歩かない方がいいかと思って、フライドチキンとサンドイッチを作ってきたの。」
エレベーターがとまりドアが開いた。
「ほんとに!うれしいなぁ、ありがとう。」
ちひろは昼の明るい時間に、領と二人で出歩く勇気がなかった。
「どうぞ、はいってください。」
「はい…。わぁ!」
《ホテルに着いたら、ロビーから電話ください》
《はいっ!》
あれもこれもと思っていたら、荷物がたくさんになっていた。
電車の座席に座り、目を閉じで今からの出来事を妄想してみた。
領が客室のドアを開ける、部屋に入る、どこへ座り、何を話す、またあのきれいな手に触れたい…
それ以上のことが起ったらどうしよう…
それはあり?なし?
ドキドキしてたら、すぐに京都に着いた。
ホテルのフロントの前を通り、領に電話をしたら、すぐに行くからその場で待つように言われた。
エレベーターのドアが開き、見ると領が中から手招きしていた。
「遅くなってごめんなさい。わざわざ迎えに来てくれてありがとう。」
「お久しぶりです。すごい荷物ですね?」
「領くんはあまり出歩かない方がいいかと思って、フライドチキンとサンドイッチを作ってきたの。」
エレベーターがとまりドアが開いた。
「ほんとに!うれしいなぁ、ありがとう。」
ちひろは昼の明るい時間に、領と二人で出歩く勇気がなかった。
「どうぞ、はいってください。」
「はい…。わぁ!」