腹黒エリートが甘くてズルいんです
個室に入り、ふぅう、と一息ついた瞬間にスマホが激しく震動する。
このタイミング、絶対出光先輩からの『う○こ出たか?』とかのくっだらないメッセージに違いない、と思いつつ見てみると、まさかの発信者。
「酒井、君……?」
まぁ、結局毎日メッセージが届いているから不思議ではないのだけど。
酔った頭で、まだ少し嬉しいと思っている自分の感情にほとほと嫌気がさす。
『大事な話がある。謝りたいこと、というか』
ここ最近の『当たり障りのない話題』から一転して、すぅっと酔いが冷めるような内容。
しばらくスマホを握りしめて続きを待つも、どうやら酒井君からのメッセージはそれでおしまい。
今更、あんなキスのこと、謝ってくれなくていい。
酔った勢い、というのだろうか。
今までずっと返信をせずにいたのに、思わず……個室の中で、そのまま返信を打つ。
『もう大丈夫。あたしは、来年の4月から幸せになることになったのでご安心ください』
打ちながら、決意を固める。
このタイミング、絶対出光先輩からの『う○こ出たか?』とかのくっだらないメッセージに違いない、と思いつつ見てみると、まさかの発信者。
「酒井、君……?」
まぁ、結局毎日メッセージが届いているから不思議ではないのだけど。
酔った頭で、まだ少し嬉しいと思っている自分の感情にほとほと嫌気がさす。
『大事な話がある。謝りたいこと、というか』
ここ最近の『当たり障りのない話題』から一転して、すぅっと酔いが冷めるような内容。
しばらくスマホを握りしめて続きを待つも、どうやら酒井君からのメッセージはそれでおしまい。
今更、あんなキスのこと、謝ってくれなくていい。
酔った勢い、というのだろうか。
今までずっと返信をせずにいたのに、思わず……個室の中で、そのまま返信を打つ。
『もう大丈夫。あたしは、来年の4月から幸せになることになったのでご安心ください』
打ちながら、決意を固める。