腹黒エリートが甘くてズルいんです
*
席に戻ろうとすると、何やら先輩と由依が話し込んでいる。
遠目に見ると、中々お似合いな感じ。なーんて、由依に言ったら怒られそう。
「お待たせしましー……あれ?」
テーブルの真ん中に、こんな居酒屋には不似合いな丸いケーキが一つ。
こんなメニュー、あったんだっけ? 気がつかなかった。
「何故あたしがいない間にお誕生日会が始まっているんですか?」
あたしの呟きに、先輩が『もーーーーー』と、言いながらのけ反る。
「お前の便意のタイミングの悪さ何なんだよマジで! テロか!」
『いやう○こじゃないし!』と言いそうになるのをぐっと堪えて由依を見れば、涙を流しそうになりながら笑っている。
「……なんなんですか?」
「あとあれな、丸いケーキが全て誕生祝いみたいな貧困なイメージなんとかしろよな」
あたしの質問をふんわりシカトして何をグサグサと、酷いことを言うのだこの人は。
席に戻ろうとすると、何やら先輩と由依が話し込んでいる。
遠目に見ると、中々お似合いな感じ。なーんて、由依に言ったら怒られそう。
「お待たせしましー……あれ?」
テーブルの真ん中に、こんな居酒屋には不似合いな丸いケーキが一つ。
こんなメニュー、あったんだっけ? 気がつかなかった。
「何故あたしがいない間にお誕生日会が始まっているんですか?」
あたしの呟きに、先輩が『もーーーーー』と、言いながらのけ反る。
「お前の便意のタイミングの悪さ何なんだよマジで! テロか!」
『いやう○こじゃないし!』と言いそうになるのをぐっと堪えて由依を見れば、涙を流しそうになりながら笑っている。
「……なんなんですか?」
「あとあれな、丸いケーキが全て誕生祝いみたいな貧困なイメージなんとかしろよな」
あたしの質問をふんわりシカトして何をグサグサと、酷いことを言うのだこの人は。