腹黒エリートが甘くてズルいんです
「全員、おばさんとか……? あれ? だって、年下の結婚式だったよね?」
困惑した表情を浮かべる由依を見て、少し安心する。
やっぱり、あたしがおかしいんじゃないんだ、と確認出来た気がした。
「そうだよー、新婦は32歳。同じテーブルは確か一番上は38歳で、次はあたしで……一番下は22歳だったような」
うろ覚えではあるけれど、確かそんな感じだったなと思い出しながら由依に伝える。
正確な歳が問題なのではなく、ニュアンスが伝われば十分。
「うわー……でもほら、子供の有無によっても結構変わってくるじゃない? 既婚者なんて言い方するからさー、何かオオゴトっていうか」
「あ、全員子持ちね!」
さっくり言い返し、ますます驚いた顔をする由依を眺める。そして追い討ちをかけるように、一気に情報を追加してみる。
「しかもね、あたし達の1個下の33歳の人、来年中学生になる子がいるんだって! 22歳の人の子はもう幼稚園行ってるって」
「……えーと?」
由依が頭を抱える。
困惑した表情を浮かべる由依を見て、少し安心する。
やっぱり、あたしがおかしいんじゃないんだ、と確認出来た気がした。
「そうだよー、新婦は32歳。同じテーブルは確か一番上は38歳で、次はあたしで……一番下は22歳だったような」
うろ覚えではあるけれど、確かそんな感じだったなと思い出しながら由依に伝える。
正確な歳が問題なのではなく、ニュアンスが伝われば十分。
「うわー……でもほら、子供の有無によっても結構変わってくるじゃない? 既婚者なんて言い方するからさー、何かオオゴトっていうか」
「あ、全員子持ちね!」
さっくり言い返し、ますます驚いた顔をする由依を眺める。そして追い討ちをかけるように、一気に情報を追加してみる。
「しかもね、あたし達の1個下の33歳の人、来年中学生になる子がいるんだって! 22歳の人の子はもう幼稚園行ってるって」
「……えーと?」
由依が頭を抱える。