金魚の見る夢


久しぶりにアニメ映画を見た。

映画館で。

たまたま、制作発表の少し前に原作小説を読んでいたから、実はワクワクしてたのです。



白い金平糖の様な物体が降り始めた町。

それに慣れた頃、人々に降り注ぐ奇妙で切ない話し。

SFとか普段は読まないのだけど『星降る日々』と云うタイトルと懐かしい感じの表紙に引かれ買ったのさ。

それが、案外とハマって。

其処に映画化。

まあ良く出来てたかな。

うん、良かった。

原作を読んで、映画見て、がっかり、なんて良く有るパターンだけど。

巧くアレンジしてた。

原作の台詞を時々、そのまま入れたり。

で、その台詞のチョイスが絶妙で。

元を崩さず、なれど飽きさせずってな具合で。

監督も、成る程、マニアックかも知れないけど、作品を聞けば、ああっ!って云う人で。

結果、ちょいと痺れました。

で帰って、もう一度、原作を読み返したりしている幸せな時間なのです。

でも、本屋に並ぶ小説のカバーが、映画のアニメに変わったのには、少しガッカリ。

これだと読もうとは思わなかったな、なんて。

なんて。

ね。

はぁ。
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