逆転恋愛 ~君との距離~



「あ、たいっ」



『大河』そう言おうとしたのに遮ったのはこいつ。



「しっ!」



そういって人差し指を唇に当てる。



「っ、…。」



私もそぉっと廊下を歩いて大河のところへ向かう。



あ、三年生の教室だ。



私の足は自然とそこに向かっていた。



懐かしい…。



と言っても鍵が掛かってるんだけどね



その時、遠くで誰かが走ってくる音が聞こえた。
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