逆転恋愛 ~君との距離~
「なに、分かんないところでもあんの?」



そういって隣に座る平田大河。



「そうよ。アンタのせいで分かんなかったのよ。」



軽く睨みながら言う。



「え、、俺のせい!?」



そうよ、全部あんたのせいよ。



「あんたが、教科書忘れたりなんかするから…」



‘集中出来なかったじゃない’



…、あれ?



なんで私は集中出来なかったの?



彼が隣で教科書をのぞき込んできたりしたから?



彼はそもそも勉強の邪魔になるような事はしていない、はず…?



じゃあどうして…。
< 25 / 301 >

この作品をシェア

pagetop