逆転恋愛 ~君との距離~
そう言おうとしたのに遮られた。



「バラしたら俺もあのことバラすよ?」



彼がニヤリと笑う。



でもね?



「私、あの事バラされても別になんてことないわ。危害は無いもの。でもあなたは違うんじゃない?まぁ、だからってバラしたりしたら…」



「あぁ、、もう分かったから。」



『それでいいのよ❤』



そういって、彼の頬をつねる。



「お前、ホントドSだよな。」



私はにっこり笑う。



「何か言った?」



残念だったわね。



ドSな私に弱味握られて。



彼は言った。



「何もありません…」



これが学校の王子なんて笑えちゃうわ。
< 31 / 301 >

この作品をシェア

pagetop