花と光と奏で
そう話す七聖も凄ぇよ。と心の中で敬服する。
彼女のことが本当に大切で、守って来たことが言葉を通して伝わってきた。
でも最後の言葉は聞き捨てならないけどな。
俺は苦笑しながら隣に座る七聖のその器の大きさを感じた。
*
「あのぉ………二人ですか?よかったら一緒にお話でも………」
俺達の会話が途切れたところで、すかさずかけられた誘い文句。
その声に二人で同時に振り返ると、そこには顔を赤らめた二人組の女がいた。
でも、
「「俺達、“奥さん”いるから」」
同時に出た、しかも同じ台詞。
当然まだそんなことには縁遠い見た目から出た嘘の言葉に、完全拒否の姿勢がうかがえて、二人して吹き出した。
「「ブハッ…同じ思考かよ」」
クククッと肩を震わせて笑い合う。
「「そういうことだから」」
「え?でも……」
俺達の言葉に込められた意味は当然伝わるはずもなく、退かない女達。
“奥さん=(イコール)大切な女(ヒト)”
「「大切なんだよね」」
きっと俺だけでなく、七聖も今、頭に思い描いているのは“彼女の姿”。
そんな俺達の表情はヤバかったのかもしれない。
自分達に向けられたものではないのに、急激に女達の顔がまっ赤に染まり上がった。
「「だからムリだよ」」
これ以上関わる気なんてさらさら無かった俺達は、始めから最後まで丸かぶりの言葉でそう吐き捨てて、前方へその視線を戻した。
"本当に頼りになるヤツ"
「協力しないんじゃなかったっけ?」
「煌暉のためじゃねぇし。俺自身のため。
だからさっき言ったこと忘れんなよ。
お前がやるべきことを“紫音よりも後回し”にするなら、マジで紫音は俺がもらうから」
挑発的な言葉と顔で俺に笑みを向ける七聖を見て、俺はもう一度心に固く誓う。
"こいつには俺がやっと決心したことまでバレてんのか"
「誰にもやらない」
強い意志をもって言った言葉に、クスッと隣でほくそ笑む七聖を感じた。
彼女のことが本当に大切で、守って来たことが言葉を通して伝わってきた。
でも最後の言葉は聞き捨てならないけどな。
俺は苦笑しながら隣に座る七聖のその器の大きさを感じた。
*
「あのぉ………二人ですか?よかったら一緒にお話でも………」
俺達の会話が途切れたところで、すかさずかけられた誘い文句。
その声に二人で同時に振り返ると、そこには顔を赤らめた二人組の女がいた。
でも、
「「俺達、“奥さん”いるから」」
同時に出た、しかも同じ台詞。
当然まだそんなことには縁遠い見た目から出た嘘の言葉に、完全拒否の姿勢がうかがえて、二人して吹き出した。
「「ブハッ…同じ思考かよ」」
クククッと肩を震わせて笑い合う。
「「そういうことだから」」
「え?でも……」
俺達の言葉に込められた意味は当然伝わるはずもなく、退かない女達。
“奥さん=(イコール)大切な女(ヒト)”
「「大切なんだよね」」
きっと俺だけでなく、七聖も今、頭に思い描いているのは“彼女の姿”。
そんな俺達の表情はヤバかったのかもしれない。
自分達に向けられたものではないのに、急激に女達の顔がまっ赤に染まり上がった。
「「だからムリだよ」」
これ以上関わる気なんてさらさら無かった俺達は、始めから最後まで丸かぶりの言葉でそう吐き捨てて、前方へその視線を戻した。
"本当に頼りになるヤツ"
「協力しないんじゃなかったっけ?」
「煌暉のためじゃねぇし。俺自身のため。
だからさっき言ったこと忘れんなよ。
お前がやるべきことを“紫音よりも後回し”にするなら、マジで紫音は俺がもらうから」
挑発的な言葉と顔で俺に笑みを向ける七聖を見て、俺はもう一度心に固く誓う。
"こいつには俺がやっと決心したことまでバレてんのか"
「誰にもやらない」
強い意志をもって言った言葉に、クスッと隣でほくそ笑む七聖を感じた。