感染学校~死のウイルス~
☆☆☆
この日、あたしは気が付けば眠りについていた。
簡易シャワーで汗を流そうと思っていたのだけれど、それすらできないままだった。
朝になればまた地獄のような1日が始まる。
そう思うとこのままいつまでも深い眠りについていたい気持ちになった。
しかし、無情にも朝は来る。
辻本先生が体育館の電気をつけると同時に、あたしは目を覚ました。
そして周囲を見回し、大きくため息を吐き出す。
随分眠ったおかげで頭の中はスッキリしているけれど、鬱状態は抜けていなかった。
「愛莉、おはよう」
寝ぼけた声に空音にそう声をかけられて、ようやくホッとして笑みを浮かべた。
今日は5月16日、監禁されて4日目だ。
頭の中でそう考える。
「おはよう空音」
「昨日はよく寝てたね」
「えへへ。気が付いたら寝てた」
あたしはそう言い、頭をかいた。
頭皮もベトついていて、汗を流したい気分だ。
この日、あたしは気が付けば眠りについていた。
簡易シャワーで汗を流そうと思っていたのだけれど、それすらできないままだった。
朝になればまた地獄のような1日が始まる。
そう思うとこのままいつまでも深い眠りについていたい気持ちになった。
しかし、無情にも朝は来る。
辻本先生が体育館の電気をつけると同時に、あたしは目を覚ました。
そして周囲を見回し、大きくため息を吐き出す。
随分眠ったおかげで頭の中はスッキリしているけれど、鬱状態は抜けていなかった。
「愛莉、おはよう」
寝ぼけた声に空音にそう声をかけられて、ようやくホッとして笑みを浮かべた。
今日は5月16日、監禁されて4日目だ。
頭の中でそう考える。
「おはよう空音」
「昨日はよく寝てたね」
「えへへ。気が付いたら寝てた」
あたしはそう言い、頭をかいた。
頭皮もベトついていて、汗を流したい気分だ。