感染学校~死のウイルス~
せめてあの男子生徒が正気でいてくれれば、こんな問題は起こらなかったのに。


そんな気持ちになってくる。


「一旦体育館へ戻り、生徒の様子を確認する。大丈夫そうなら連れて来るけれど、その確率は低いだろうな」


辻本先生は残念そうな口調でそう言ったのだった。
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