感染学校~死のウイルス~
そういえば、まだベッドでまどろんでいた時にお母さんが何か言っていた気がする。
すごく眠たくて適当な返事をした記憶があった。
それからまたすぐに寝てしまって、起きたら遅刻寸前の時間だったからご飯も食べずに出て来てしまった。
「知ってる知ってる。でも内容まで聞いてない」
そう言ってペロッと舌を出すと、空音が真剣な顔で「笑いごとじゃないんだよ?」と、言って来た。
どうやら重要な連絡網だったらしい。
あたしは笑うのをやめて空音を見た。
「1年D組の渋田さんが昨日の放課後屋上から飛び降りて自殺したらしい」
「へ……?」
空音の言っている事の意味が理解できなくて、あたしはポカンと口を開けてその場に立ち止まってしまった。
「理由はわからないんだって」
空音が立ち止まらずに話を続ける。
「ちょ、ちょっと待って? 自殺って、本当に?」
あたしは慌てて空音の後を追いかけてそう聞いた。
「連絡網で回ってきたんだから、嘘なわけないでしょ?」
「そう……だよね……?」
そう言われてもすぐには信じる事ができなくて、あたしは空音を疑ってかかってしまう。
すごく眠たくて適当な返事をした記憶があった。
それからまたすぐに寝てしまって、起きたら遅刻寸前の時間だったからご飯も食べずに出て来てしまった。
「知ってる知ってる。でも内容まで聞いてない」
そう言ってペロッと舌を出すと、空音が真剣な顔で「笑いごとじゃないんだよ?」と、言って来た。
どうやら重要な連絡網だったらしい。
あたしは笑うのをやめて空音を見た。
「1年D組の渋田さんが昨日の放課後屋上から飛び降りて自殺したらしい」
「へ……?」
空音の言っている事の意味が理解できなくて、あたしはポカンと口を開けてその場に立ち止まってしまった。
「理由はわからないんだって」
空音が立ち止まらずに話を続ける。
「ちょ、ちょっと待って? 自殺って、本当に?」
あたしは慌てて空音の後を追いかけてそう聞いた。
「連絡網で回ってきたんだから、嘘なわけないでしょ?」
「そう……だよね……?」
そう言われてもすぐには信じる事ができなくて、あたしは空音を疑ってかかってしまう。