オレの学園生活は大変です!




「……音雪が今度、ある高校の理事長になるらしい。」




そう言う夜鷹さんはもう怒っている様子はなく一安心。




「へー、そーなんだ。で、どこの理事長になるの?」




きょうちゃんは興味なさそうに夜鷹さんに聞いた。




てか、ムッ君ってそんな理事長になるくらい凄い人なのを今、知った。




オレ、ビックリして「えっ!」って言っちゃったじゃんか。




まぁ、無視されたんだけどね。




「その高校の名は、……――ジラソーレ学園だ。」




「……えっ!本当に?」




きょうちゃんは凄く驚いたみたいで目から目の玉がこぼれ落ちそう。




「……?」




オレは何故、そんなに驚くのか分からなかった。




それに、ジラソーレ学園なんて初めて聞いた。




別に世間知らずって事ではない。…多分。
< 12 / 33 >

この作品をシェア

pagetop