オレの学園生活は大変です!
「もう1つは特待生制度があるからだ。」
「…特待生制度?」
コクリと小さく頷くと夜鷹さんはテーブルに向けていた目をオレの方へと向けた。
「もし、星衣がこの高校を嫌だと言うのなら無理強いはしない。たが、他の高校に行くとなれば多額な入学金や色々とお金がいるだろう。」
つまり?
「それを全部、俺が出す。って言ったら星衣は嫌がるだろう?」
「そんなの当たり前だろ!」
ただでさえ夜鷹さんには色々としてもらっているのにこれ以上迷惑かけるのは俺が嫌だ。
「優しい星衣の事だ。そう言うと思ったから星衣にはこの学園に行ってほしいんだよ。」
あまり、話が掴めていないのはオレだけ?
きょうちゃんは分かったみたいで「そういうことか。」と呟いた。