オレの学園生活は大変です!
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夜の店が建ち並ぶ、ある店の中。
昼間だというのに2人の男性が酒を飲み交わしていた。
どちらも、酒が強いようで、飲み始めてからかれこれ2時間ぐらいは経つだろう。
「…今頃、星衣は学園についたかなー」
そう言うと、男はもう1人の男性の方にチラっと目線を送った。
「…さぁ、どうだろうな。」
ニヤリとでもつきそうな笑みをし、その男は酒を口へと運んだ。
「またまた〜心配なくせに。」
ニタニタとした笑みを浮かべると、グラスの酒がなくなったことに気づきグラスを机に置いた。
「俺はそんな柄じゃない。」
その男もグラスをテーブルに置き、胸ポケットからタバコケースをとりだした。
そして、タバコを加えると火をつけ、脚を組んだ。
その姿は誰もが見惚れるくらい様になっていた――。