オレの学園生活は大変です!
夜鷹side
「あ、タバコ吸うのなら外行ってよね。」
そう言いながら煙を吸わないように口の周りを手で覆う京介。
京介の実家は全国多数の神社の持ち主で、国外的にも有名だ。
この国の大きな権力家の1つでもある。
現在は京介の兄が所有人物となっているはず。
「あぁ。分かった。」
俺はタバコケースを胸ポケットに戻してカウンターの中に入り裏口に出る。
客が出入りするところでタバコなんか吸っていたら目立つからな。
「……」
フッーと煙を吹き出すと腕にある高級感漂う時計に目をやった。
肝に俺が来てから2時間経過していた。
ふと、空を見て思い出すのは星衣の事。