オレの学園生活は大変です!




考えてみて?




不安定な門の上だよ?




またがっているだけで足は宙ぶらりんだよ?




なのにめちゃめちゃはしゃぐ(?)なんて……




落ちるにきまってるじゃないかぁぁっ!!




そう思った時には門と平行に並んでいた。




…いや、落ちていったの方が正しいか。




さて、どうするこの状況!




地面に向かって落下しているわけで目を開ければそこには清々しいほどの青い空…




キレイだな〜って今はそんなのんきに景色を楽しんでいる場合じゃない!




オレはこのまま死ぬのか!?




嫌だ!まだ、恋愛もしたことないし、夜鷹さんの子供だって見てないんだ!




それに、それに…




「オレはここで死ぬわけにはいかないんだぁぁぁぁっ!!!!」




その時、オレの体はクルリンと宙で回ってうつ伏せの状態になった。




そしてそのまま足元から地面へズッドォーーン…




煙が舞い散る中、オレは見事、着地を成功したのだ。




それはまるで体操選手が最後にする着地のように。あと、キメ顔付きで(キラーン)




地面にはもうそれはそれはものすっごいデカイ穴が空いたよ。




でも、オレが生きていたんだからこの穴は仕方がないということで、地面が弱すぎたんだよ。うん、地面が。
< 31 / 33 >

この作品をシェア

pagetop