オレの学園生活は大変です!
「夜鷹、久しぶりだね。」
そう言いながら、きょうちゃんは「ここに座ってよ。」と、入口付近の席へと誘導する。
夜鷹さんも「久しぶだな。」と返事を返し、椅子に腰かける。
「夜鷹は何しに来たの?君がここに来るなんて珍しいね。」
きょうちゃんは夜鷹さんの向かいの席に座る。
オレはどちらに座ろうか迷ったが久しぶりの夜鷹さんだから、夜鷹さんの隣に座った。
「星衣に話があるんだ。」
きょうちゃんと夜鷹さんは小中高と同級生で、一緒に悪さをした仲間なんだって。
なんでも言える仲間ってやつだな。
「んっ?オレ?」
仕事が忙しい夜鷹さんはあまり、というか子供の頃に比べて全然会えない。
夜鷹さんの家は代々づつく由緒正しい家で、いわゆる、お金持ち状態だ。
そんな家に育った夜鷹さんは長男だから父親の後を継ぐとか継がないとか…
まぁ、忙しいのには変わりないけどな。
「星衣、お前、高校はどこに行くんだ?」