オレの学園生活は大変です!




あ、そうそう。高校についてだったよな。




「んー」




とくに行きたいところもあるわけじゃないし…




「決めてないよ?」




そう言うと、夜鷹さんはニヤリと笑った。




「そうか。それは好都合だ。」




イケメンだから色気しかでてねぇよ。




色気、ムンムンだよ。




「へっ?なんで?」




夜鷹さんの色気については置いといて…




なぜゆえ、好都合?




意味わからんー




「星衣には行ってほしい高校がある。」




「……行ってほしい高校――?」




「あぁ、音雪…氷河 音雪って覚えてるか?」




氷河 音雪(ひょうが ねむ)。




頭の中の記憶を探って探ってやっと出てきたその人物。




「音雪…って、ムッ君?」




確かオレはそう呼んでいたはず。




ムッ君って可愛いだろ?




オレが名付けたんだ!
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