愛し、愛されたのは優しい死神でした。
「最初に貴方を助けた時、貴方の背中を撫でましたよね?その時に無数の引っ掻き傷が見えました…」
見えてたんだ…!
でもあの日着ていたワンピースは露出は少ない物だった。
…傷で思い当たるのは不意に生きてる事の意味が解らなくなって、感情の高ぶりを抑えられない時に幾度も背中を引っ掻いては痛みで感情の抑制をしていた。
…死神さんは触れると何でも見えちゃうのかな?
『…傷はもう平気です…大した事無かったし…。傷痕も残ってないです。』