愛し、愛されたのは優しい死神でした。

「…何か気になる事がおありですか?」

『えっ…ぃぇ,ちょっとした考え事です』

「考え事…ですか?」

『はい…律さんや岳とこんな風に生活してるのが不思議っていうか…楽しいなって―』


アイスティーにガムシロップを注ぎながら思いを口にして目を細めると律さんも"私もです"と頷いた。
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