愛し、愛されたのは優しい死神でした。

『ごめんなさいっ…!』

「クス…謝る事無いですよ?…もう少しこうしたかったんですが仕方ないですね…」

そう言うと律さんはパッと私から離れてしまった。

「イチャつき禁止~!!」

「はいはい。さて,食事も終わりましたし片付けしましょうか」

「あ…ぁあ…。って…あれ…??」

意外にもあっさりした返答に岳は拍子抜けしたらしく一瞬固まっていた。

いつもと違う律さんの雰囲気に戸惑いが隠せなかったのか自分の食器を片付け終わるとティナを連れて早々と自室へ戻って行った。
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