愛し、愛されたのは優しい死神でした。

―チャキ…

「…夜這い…ですか?先を越されて気分悪いですねぇ…」

また聞き慣れた声が聴こえる。でも今聴こえるのは酷く冷静で怒りに満ちた声色。

その声の主は化け物の背後に銃の様な物を構えて冷酷な表情を浮かべて立っていた。

いつもの柔らかい微笑みは無く全くの別人の様な冷たい目をしてる…。

「…彼女を離せ。」

[フフフフフハハハッ!!!獲物ヲダマッテハナス馬鹿ガドコニイル?!!]
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