愛し、愛されたのは優しい死神でした。

彼の長い指が私の髪を絡み取ってクルクルと弄び、そして…口付けられた―。

『あっ…』

「…それじゃお互い様って事で♪互いにお詫びするという形で,相手のお願いを1つ聞いて、無かった事にしましょうか♪ルナさんからどうぞ?」

『お願いですか…?えっと…』

突然の提案に頭を使って答えを導き出そうと考える。

お願い、お願い…何でも良いのかな…?
突発的に投げつけられた提案に困惑していると
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