愛し、愛されたのは優しい死神でした。
二人の朝
☆ルナside☆
―これは…夢…―?
自室のベッドの上で大きなお腹をさすりながら、うたた寝してる私が居た。
ノックの音に気付き扉の方へ目を向けると、女性がひょこっと顔を覗かせる。
「ルナ♪」
『…お姉様…?』
見ると真っ赤な林檎や甘い香りを放つ大きなパイン、グレープフルーツなど果物が沢山詰まったカゴを持って部屋に入ってきた。