愛し、愛されたのは優しい死神でした。

何か何かと待っていると律さんは再びキッチンに向かうと冷蔵庫と冷凍室から何か取り出して戻ってきた。

「じゃ~ん♪もちもちのクレープ生地と高級バニラアイス♪プリンアラモードだけで食べても旨いけどクレープにしても旨そうだろ♪」

『とっても美味しそう♪…でも食べるの勿体ないですね…こんなに綺麗に可愛く飾ってあるのに…!』

「…お前の為に作ったんだぞ ?…ルナが食べてくれなきゃ意味無いんだよ。どこがいい?取ってやるよ」

こんな誕生日は素敵過ぎるよ。どうしよう…凄く嬉しくて…幸せだよ―。
< 308 / 553 >

この作品をシェア

pagetop