気になる彼は、左利き！？

ライバルが出現！？

まさか、柏木さんに見られるとは……

「は、はい。まぁ……」
この場合、どう反応したら正解なのだろうか？
美久から変な噂を聞いてしまったから

余計気まずくなってしまう。

「もしかして……俺のこと
何か聞いているのかな？何だか……ビクビクしてるけど」

えっ！？

「ち、違います。
噂だなんて……そんなの聞いてません！！」
慌てて否定をする。
しかし、すぐにハッとする。

これじゃあ、自分で噂の事を知ってるって
バラしているようなものじゃないか！？
気づいたら、なおさら恥ずかしくなってきた。

そうしたら柏木さんは、クスクスと笑い出す。
「アハハッ……君って面白いね？
自分から噂のことを話すなんて……」

「す、すみません……」
しゅんと落ち込んでしまう。恥ずかしい……。

「フフッ……別には謝らなくてもいいよ。
その噂……本当のことだし」
まだクスクスと笑いながら事実だと認めてきた。

えぇっ！？