気になる彼は、左利き!?
そして日曜日を迎えることに。
私は、緊張をしながら待ち合わせをしていた
駅に向かう。
この日のために新しい服を新調したし
メイクも気合いを入れた。
駅に着くとすでに池上さんが待っていた。
どうしょう……何だか余計緊張してきたわ。
とにかく落ち着かせて
何も考えずに
池上さんとのデートだけ考えるのよ!
自分に何度も言い聞かす。
変なことを考え出して
デートが台無しになったら嫌だし。
せめて終わるまでは、楽しみたい。
手鏡で身だしなみをチェックをして
池上さんの前に出て行った。
「あの……お待たせしました」
「いや、俺も今来たところだから大丈夫。
あ、私服だと何だか雰囲気が違うんだね」
私の私服姿に気づいてくれた。
普段は、制服だから
「はい。あの……変ですか?」
一応自分に似合いそうな選んできたつもりだけど
「あ、いや……よく似合うよ」
そう言うと照れたように頬を染めだす池上さん。
「あ、ありがとう……ございます」
こっちまで赤くなってしまう。