気になる彼は、左利き!?

「それは……」

「俺が嫌いなら実力で潰せばいいのに
そんなことをしない。
色々考えていたのだが……もしかして」

私も思った。
もしかして柏木さんは、
梨乃さんの事が好き何じゃあ……?
だから池上に対して嫌がらせをするのかもしれない。

「梨乃のことが……好きなのか?」

「ち、違う。
俺が好きなのは、池上の方だ!!」

えっ……?

柏木さんの言葉に驚いてしまう。
今の言葉は……気のせい??

するとハッとしたのか
顔を真っ赤に染める柏木さん。

えぇっ!?
柏木さんって……そっち!??

「えっ?えっと……」
さすがに池上さんも驚いて動揺をしていた。

するとまだ頬を染めながらも
「俺は……初めて池上を見たのは、高校の頃で
小山と一緒のバイト先のお店だった。
最初は、あまり意識とかしてなかったんだが……一度
不良に絡まられそうになった時に助けてくれて
あの怪我をしながらも笑顔に接してくれたの見たら
好きになっていた」

ちょっと……待って!! 

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