オオカミくんのトリコ
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「羽衣、足りねえお前のよこせ」



完全に目が覚めてしまったらしく扱いやすい朝陽は消え、俺様野郎に戻ってしまった。




「は!?」




「は、とか。お前もっと女子っぽい声だせよ」




朝陽は私のお皿に乗っていたハンバーグを口に運んだ。





「朝陽のバカ!!最後の一個だったのに!!」




「小学生か。食べたかったからとっただけだし」





この俺様!!自己中!!





「バカ!!私お風呂入ってくる!!」





バンッとリビングの扉を閉めて私はお風呂場へ。





我ながら子供だなあ……





でも今回は朝陽が悪いよね!?だから知りません。
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