オオカミくんのトリコ
「結衣がね、駿くんに告白したいから二人きりにしてって頼んできたの」
私は外の景色を眺めながらそう言った。
「草野が?マジで?」
「結衣が私に何か頼んだり私を頼ってくれることは滅多にないって言うか……むしろ私ばっか結衣に頼りきりだから絶対うまく行ってほしいんだよね」
「心配いらねえよ。駿も大分前から草野のこと好きだったし」
へぇ……駿くんも……
「え!?」
「その証拠に、ほら」
朝陽が結衣たちの方を指さすから私が振り向くと……
私は外の景色を眺めながらそう言った。
「草野が?マジで?」
「結衣が私に何か頼んだり私を頼ってくれることは滅多にないって言うか……むしろ私ばっか結衣に頼りきりだから絶対うまく行ってほしいんだよね」
「心配いらねえよ。駿も大分前から草野のこと好きだったし」
へぇ……駿くんも……
「え!?」
「その証拠に、ほら」
朝陽が結衣たちの方を指さすから私が振り向くと……