オオカミくんのトリコ
「いや、何じゃなくて」



コレ、と朝陽は右手に持ってる何かを私に差し出した。




「あ!?私のバッグ!?」




「忘れるとかほんとアホだな」




ケラケラ笑う朝陽にイラッとした私はバッグを奪おうとした。





「バーカ」





奪おうとした瞬間に朝陽が高く上げるから私は届かない。
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