お菓子工房【改】


私は今にも発狂しそうだった。

何が行われている?

もしかしてあのボードの写真のように…考えたくない。


「あ、ちなみにアナタ達の携帯もミンチです!粉々です!って言ってもまだ何もしてないけど」


‘も’?

じゃあ早苗は…

「ミリア!面接はいつ終わるの?アンタ、友達を騙したわね?最低!」

伊織が切れた。


「まあ落ち着きましょ?ほら鏡見る?」


ヨルはあくまでも冷静に鏡を差し出す。


「要らないわ!」

伊織は地面に叩きつけて割った。

「ああ!鏡が…アサが出れなくなっちゃう」


訳の分からないことを言ってパニックになっていた。
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