お菓子工房【改】


ウィイイン


という機械と共にヨルがヨルで無くなる音が聞こえた。


「ヨル…ヨル…」


伊織は鏡を握りしめて泣いていた。


「こっちぉいで?」


メイが伊織を呼んで抱きしめる。


伊織はメイの胸でワンワン泣いていた。


そんな様子をミリアは誰よりも真剣に見つめていた。
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