FEEL《上》
ゴウは強い。



でもそれは本人が戦闘態勢に入っている時であって、ヤマトのように速く、気配を消すことができる奴には弱い。



「ぐっ……、」



ヤマトに頭を叩かれたのか、
ゴウはまだ頭をおさえている。




「机は元の位置に戻しておいてくださいね。」


「ヤマトォォォォォ!」


「何でしょう?
間違ったことを言っていますか?」


「……!!!」




爽やかな笑顔を貼り付け、
ゴウを見ているヤマト。




でも私達には―――――悪魔の笑みにしか見えない。





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