FEEL《上》



やべ…ありゃ多分………。






だんだん足音が近づいてくる。



そして目の前でぴたりと止まった。



「うわっ!!!」

「まじかよ…テメェ、律になんて言うつもりだよ。」




そう言って現れたのは女と男。

どちらも俺がよく知る顔だった。




『………此奴らがわりぃ。』



「あ”?どう考えても手加減しねぇお前が悪いだろ。」



『………チッ。』



「うわ、舌打ちしたよ。図星の証拠だっ!」




少し高い声で目の前の女は俺を指差した。




< 3 / 80 >

この作品をシェア

pagetop