FEEL《上》
てゆうか、そんなことする人はどこにもいないのだけれど…。




「ーーーー!!!」




あ……叫び声。

気になって隣にいる律をちらりと見る。


案の定、反応はなかった。



こういう事には首を突っ込まないのが一番いい。平和だし。






私達がその場所を通り過ぎた時、誰かがその場所へ向かったことに私は気づかなかった。




『ん、どうしたの?』




そして、その時と同時に律の口元に笑みが浮かんだ。

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