FEEL《上》
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「…ん……すっきりぃ……。」




律は口元に笑みを浮かべて微笑む。


服、手、顔には返り血がすごいから見た目は怖いけど……。


足元には先程の律の玩具達が倒れている。



『やっぱ、ゴウが律に憧れる理由がわかる気がするわぁ。』



私がそう言うと、きょとんとした顔をしてこちらを向いた。




『まだ全然いける?』




私は笑みを浮かべて律をみる。




「……余裕、」




律はまた笑みを浮かべると歩き出した。


私は今回も律のお守りかぁ……、

まぁそれ覚悟で来たんだけど。


私がストレス発散する分も全て律がやっちゃうし……。


心の中で溜息を吐くと、慌ててあとに続く。




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