FEEL《上》
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「君たち、FEELでしょ?」




裏路地から出て比較的安全なところまで来たところで、ずっと後ろを歩いていた男が口を開いた。




『そうだけど。』




律はもう話す気がないのかどこかを見つめている。



すると男は笑みを深めた。




「ずっと会いたかったんだ。
族じゃない。でもそっちの奴らに恐れられ、一目置かれている君達に。」




そして、一呼吸置いて、男は言った。




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