FEEL《上》
「つまり、帝国のように、トップに僕たちFEELの5人。その下に傘下をつけるという事です。」


『どうやって傘下をつけるの?私達の傘下になるような族はいるかな?』


「あー……それは心配ねぇわ。」




私の問いかけにゴウが答えた。

みんなでゴウへと視線をうつす。




「俺、もう既に何個か持ってる。」


「何その今、お菓子持ってる…みたいな言い方!軽すぎでしょ!」




直ぐに紫雲のツッコミが入った。




「族のトップを知らねぇうちに倒してたみたいでよ、俺が何か言う前に傘下にしてくれってさ。」




意味わかんねと続けてゴウはいった。


へぇ、……ゴウは暇つぶしのためにしただけなのに。




「傘下ってよ、何気に便利だぜ。
欲しいもん買ってきてくれるしよォ、」


「それ絶対使い方間違ってる。」




紫雲が眉間にしわを寄せていった。




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