FEEL《上》
顔は俗に言うイケメンの部類に入ると思う。




「お久しぶりですね。」




イケメンといってもゴウに負けないぐらいの厳つい顔。

そんな顔からは想像できない優しい笑顔でゴウへと笑いかける。


開いた口が塞がらないとはこのこと。




「あーっと、いつぶりだっけか。」


「確か…二ヶ月程かと……、」


「そんな経ってたか…。」


「はい…あ、どうぞ中へ入って下さい。」




金髪の男は倉庫内へと案内するため、
歩き出す。




「おい、沙菜も来い。」


『ご、ごめん。』




ゴウに呼ばれ、慌てて私も歩き出す。




< 49 / 80 >

この作品をシェア

pagetop