FEEL《上》
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今、目の前には紅茶が出されゴウと大和は完璧くつろいでいる。


はぁ…仮にも私達の”家”じゃないのに……。




「それで今日は何の用でしょうか?」




金髪の男が不安な顔でゴウを見つめる。




「あ、忘れてたわ。」




ゴウはそう言うと、大和を見た。




「では、単刀直入に申し上げます。」




大和はそう言うと、言葉を続けた。




「僕たちの傘下になって欲しいんです。」




それを聞くと、金髪の男の隣にいた黒髪の男が顔を上げた。


少し嬉しそうだ。


金髪の男は黒髪の男をちらりと見た。




「わかりました、ですが条件があります。」




金髪の男はそう言うと、大和を見る。




「まず、獣牙を傘下の中でもトップにしてください。」


「それはわかりませ「わーったよ。」


『ちょっと!』



大和の返答に被せたゴウを睨む。

あれは絶対にわざとね…。




「別に構わねぇだろ、此奴は6つの中で一番手応えがあった。」


『だとしてもっ…「なら構いません。」


「大和わかってるじゃねぇか。」




フッとゴウは鼻で笑うと、私を見つめた。




「んじゃ頼むわ。」




ゴウは金髪の男にそう言うと立ち上がった。






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