FEEL《上》
「…………ぐっ…、」


『弱ぇ……失せろ。』


「フッ。」


先程、俺が腹に1発した奴が鼻で笑った。

睨むが怯える様子がない。




「お前らは……勘違いしてる…。」


『なんだと?』


「あの方が……来る。」




ニタリと奴は笑みを浮かべる。


”あの方”………?


もう一度同じところを殴ると顔を歪め、倒れた。


なんだ?胸騒ぎがする。あれは嘘をついてるようには見えなかったが……。




「…………うがっ……、」


「……ぐぁっ…、」




次々と倒した。

見るとあとは20人程。


シウも笑みを浮かべながら倒している。

大和に至っては、笑いながらやっている。


それ………暗くした意味なくね?
場所わかるだろ…………。







そんな時だった。
俺たちが絶望に突き落とされたのは。




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